毎年9月1日は防災の日ですね。
北海道でも、2018年9月6日に北海道胆振東部地震を経験し、もうすぐ2年が経とうとしています。
そこで、今回は、マイクロチップについて紹介してみようと思います。
みなさんは、マイクロチップってご存じですか?
マイクロチップとは直径2㎜、長さ約8~12㎜の筒型の機械で、それぞれのチップには、世界で唯一の15桁の数字(番号)が記録されており、この番号を専用のリーダー(読取器)で読み取ることができます。
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/index.html
万が一、ペットちゃんが地震などの災害や迷子、事故などによって、飼い主様と離ればなれになってしまっても、マイクロチップの番号をリーダーで読み取り、データベースに登録された情報と照合することで、飼い主様のもとに戻ってくる可能性が高くなります。
※マイクロチップ読み取り用リーダーは、全国の動物保護センターや保健所、動物病院などに配備されています。
マイクロチップの安全性は高く、マイクロチップ装着による障害はほとんど起こらないといわれています。ただし、MRI検査をする場合は、マイクロチップ挿入部位周辺の画像の歪みが認められることが報告されています。しかし、MRIによる動物の体内における影響は認められません。また、MRI使用後のマイクロチップ番号の読み取りに支障はありません。(日本獣医師会HPより抜粋 http://nichiju.lin.gr.jp/aigo/index.html )
そして、飼い主様が一番気になるのは、やはり、ペットちゃんへの負担だと思いますので、実際に、当院スタッフの愛猫レムさんが、マイクロチップを挿入する様子を体験レポートしてくれたのでご紹介しますね。
1.レムさん登場です。
ちなみに、写真撮影のために、保定をしていませんが(レムさんは保定なしでいける子なのです‥)、実際は、スタッフがきちんと保定をして行いますのでご安心ください!
ドキドキ・・これは何かしら?
2.通常のワクチン注射などと同様に、埋め込み部位をアルコール綿で消毒して、マイクロチップを埋め込みます。針の太さはこれくらいです。
ひ~、何か近づいてきた💦
3.埋め込み場所は、わんちゃん、ネコちゃんの場合は、首の後ろの皮膚の下が一般的です。
案外、平気だわ~❕
4.ちゃんと読み取りできるか、リーダーでチェックします。
へのかっぱね~❕(古い・・・)
5.マイクロチップの番号と飼い主様の名前、住所、連絡先などのデータを当日お渡しいたします。登録料1,050円を飼い主様が別途お支払いいただき、登録申込書とともに、付属の封筒にて郵送してください。
6.帰宅後は、いつも通りに生活していただけます。レムさん、お疲れさまでした☆
※マイクロチップの在庫に限りがありますので、ご希望の方は、事前にご予約ください。
マイクロチップ挿入費用は5,000円(税別)となっております。
その他ご不明な点は、当院までお気軽にお問合せください。
9月は防災月間ということで、防災グッズの見直しなどをなさっている方も多いかと思います。
大切な家族であるペットちゃんの防災も、この機会に一緒に準備できたらいいですね。